僕が仕事を辞めるまで

大学職員について書いていくブログ。あくまで管理人が勤務する大学内で起きる出来事について感想・考察を述べたものであり、他大学の運用については分かりかますのでご承知おき下さい。

大学職員の志望動機の書き方~母校編~

 

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母校で大学職員として働いている人は少なくない。

 

むしろ多いくらいだ。

 

「母校」というステータスは志望動機でも多く利用される。

 

「母校」という理由でエントリーシートを書く人達の内容はどのようなものなのか。

 

今回はそこに焦点を当てていこう。

 

「母校だから」は「教育・人材育成」に次いで多い志望動機

現役の大学職員のエントリーシートで志望動機として最も多いのは「教育・人材育成」と前回紹介させて貰ったが、それに次いで多いのが「母校」という理由だ。

 

もしかしたら他校では「母校」の方が多いかもしれない。

 

それぐらい数に大差はない。

 

しかし管理人個人としてはこの志望動機のハードルは意外と高いと感じている。

 

単純に母校という理由だけでは説得力に欠ける。

 

使うのであれば何かプラスαを用意したいところだ。

 

志望動機の流れ

学生時代の良い経験⇒母校に恩返しがしたい・同じ経験を学生にさせてあげたい⇒大学で働きたい

 

この志望動機は、

 

「学生時代に得た喜びや経験を将来の学生にも感じて貰いたい」

 

という考えで書かれる事が多い。

 

一見成り立っているように見えるが、ここではゴール(最終目標)が「大学で働く」という短期的な目線になってしまい、「職員として働く上での目標」が見えない。

 

短期的な目線の志望動機では面接で必ず、

 

「ではどうやって?」

 

という質問が来るので使う人は必ずどのように働くのかイメージを持っておこう。

 

今回のようなケースだとさらに、

 

 

「ではどうやって恩返しをするのか?」

 

 

「同じ経験をするのが今後の学生の為になるのか?」

 

 

「それは大学に対する恩返しになっているのか?」

 

 

「そもそも恩返しとは何か?」

 

 

等、自分が面接官であると仮定すると気分次第で厳しい質問を投げやすいように感じる。

 

この志望動機を使う場合は大学の社会的意義である「人材輩出・研究成果による社会貢献」という組織としての大きな目標も意識しながら考える必要があるように感じる。

 

「母校」を志望動機にするESの内容、きっかけ一覧

・充実した学園生活を今度は自分が運営側として支え、学生時代に受けた恩を返していきたい。

 

・体育会として貴校の看板を背負い、貴学の学生として誇りを持つという組織内での共通意識は強い連携を生み、結果に結び付いてきた。近年、コミュニティの多様化に伴い、学生間の母校における繋がりや誇りは薄れつつある。今後衰退が懸念される大学業界においては今後必要なのはそんな「母校」という共通認識を通じた連携力だ。貴校の強みである強い愛校心を支え、強める仕組み作りに尽力したい。

 

・予備校でのアルバイトを通じて母校に対する学生を始めとした世間の志望度、期待度の高さを改めて実感し、その人気を下支えしてきた実績を今後は自分が支えたい。

 

・部活動を通じて学んだ貴校の建学からの精神や伝統を後世に残し、伝えていく手助けがしたい。(きっかけは部活動以外の人も、無い人もいた)

 

・学生時代に貴校の職員に様々なサポートをして貰い、実現したい夢や目標を達成する事が出来た。今度は自分がサポートする側に回り、学生の自己実現の手助けがしたい。

 

・長年貴校の学生として学ぶ中で、この長年お世話になった環境が成り立っているのは職員のお陰だと感じる事が出来た。愛着溢れるこの組織の発展、建学者の意志を継承していく役目の一端を担いたい。

 

まとめ

出身大学の大学職員を受けるにあたって「母校」というステータスはもちろん有利に働くはずだ。

 

しかし、志望動機としては使うのは難易度が高いと管理人は感じている。

 

恐らく受かる人も多いが、落ちる人も多い。

 

先ほどの内容一覧も2番目以外は大差無い。

 

そうなると「母校」という理由だけでは差をつけられないのでスペック勝負になる。

 

つまり志望動機の意味が無い。

 

管理人としては母校という要素はおまけと考え、それ以外のしっかりとした志望動機を練り上げる事をおすすめする。

 

難しいなあ。。

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