僕が仕事を辞めるまで

大学職員について書いていくブログ。あくまで管理人が勤務する大学内で起きる出来事について感想・考察を述べたものであり、他大学の運用については分かりかますのでご承知おき下さい。

なぜ!?大学職員が職場で倒れる「大学職員」という職に隠された5つの闇。

 

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大学職員になって一番驚いたのは前職の銀行員以上に体調不良や鬱等のメンタル面で倒れる人が多いという事。

 

これには本当にびっくりした。

 

 

転職先の大学では日常的に体調不良で出社できない職員がいる。

 

とある部署では1度に4人以上の専任職員が倒れた事もあった。

 

 

銀行員から転職した大学職員と言う職業は「楽な仕事」と決め込んでいた僕は「なんで?」と疑問でいっぱいだった。

 

しかし、ここ数年大学職員として働いて何となく理由が分かってきた気がする。

 

 

今日は意外な大学職員と言う職の落とし穴について紹介しよう。

 

※あくまで管理人の職場、大学での話です。ご留意下さい。

 

 

そもそも病弱(笑)

何かこれな気がしてならない笑。

 

 

体育会出身の大学職員は少ない。

 

大学に所属している職員の多くは文化系やボランティア系のサークルに所属し、線が細い人が多い。

 

 

責任感が強い上に真面目で仕事を抱え込む事が多い。

 

周りにそういう人物が多いせいか、仕事で手を抜く、上手く立ち振る舞う等の「息抜き」が出来ない。

 

 

結果、慣れないオフィスワークや繁忙期の業務量に体力がもたない。

 

 

 

そもそも体力がないのだ。

 

たんぽぽの綿のようなメンタル

大学職員は業務上、上司との関わりがほぼ無い。

 

その為、怒られる事が無い。

 

 

これは社会人として致命的だ。

 

 

銀行員時代、絶えまなくハゲ上司に詰められ続けた管理人だからこそ分かるが、新卒から大学職員として働いている人は民間企業の営業職、総合職と比べると圧倒的に精神面が弱い。

 

常に上司や営業先の社長のプレッシャーにさらされている民間企業の社会人は少なからず磨かれる。

 

人や仕事から来る圧力に対し耐性ができ、闘争心や突破力が生まれる。

 

 

しかし、大学職員の職場には日常的なプレッシャーが無い。

 

よって圧に弱い。

 

 

繁忙期に爆発的に増える業務に焦り、弱り、追い込まれる。

 

日常的な免疫がないので追い込まれてからその危機を打破する力がない。

 

故に諦めざるを得ない状況に陥り、会社に来なくなる。

 

 

大学職員に転職した当初、若手職員に感じたのは「社会人らしさ」と言うよりも「学生っぽさ」だった。

 

 

競争やプレッシャーが無いので社会人としての成長が遅いのではないだろうか。

 

属人化した業務体制

管理人の大学での業務は基本的に分担制で個人それぞれが自分に任された業務を行っている。

 

各々の業務に関連性はほぼなく、他人の業務に関しては「その人任せ」。

 

 

マニュアルも整備されておらず、保存場所もバラバラの為その人かその業務の前任以外その処理手順について知る術はない。

 

作成した稟議書、会議資料は上司のチェックを通らず、そのまま決裁される。

 

 

 

つまり、担当者に全責任が降りかかる。

 

 

精神的に弱い大学職員にとってこれは負担が大きい。

 

健康な内は良いが、その人が抜けると致命的な打撃を受けるケースも少なくない。

 

 

 

というか、めちゃくちゃ多い。

 

 

なのでそんな部署の担当が倒れてもその業務についてカバーできる人間がいない。

 

しかしカバーしなくては部署が成り立たないので有り合わせのマニュアルを頼りに倒れた担当の業務をこなす。

 

 

通常業務に加えて追加された業務のカバーによって労力が増し、その負担が徐々にプレッシャーになっていく。

 

 

結果、ただでさえ倒れやすい職員達はドミノ倒しのように会社に来なくなる。

 

事実、僕の大学でもそんな事が起きた部署がいくつもある。

 

 

 

 

結構僕は問題視してます。

 

何もしない上司。名ばかりの管理職。

上司はいていないようなもの。

 

 

平職員が個人の仕事をするのと同様に管理職は管理職の業務を行う。

 

それは部下たちの仕事とは分離していて完全に上司個人の業務。

 

よって、部下とのコミュニケーションはそこに含まれない。

 

 

 

何が言いたいかと言うと…

 

 

 

 

上司が部下の「管理」をしてない。

 

銀行時代の上司に比べると自分の部下に全く興味が無いように感じる。

 

 

部下は今何をやっているのか。

 

 

 

どんな事に悩んでいるのか。

 

 

少なくとも僕の上司は全く把握していないと断言できる。

 

ドミノのように部下が倒れていった際も対応策として取るのは派遣やアルバイト等、人員の追加導入しかとらず、一時的な措置にしか過ぎなかったらしい。

 

 

根本的な問題については触れられず、今もなお対策は取られていない。

 

 

 

「じゃあボトムアップで体制を変えればいいじゃないか。」

 

 

 

そんな事を言う人がいるかもしれないが、僕はそんな事をする程の報酬を受けていない。

 

もちろん変えた方がいいに決まっているが、それは僕の仕事ではないし、銀行員あがりの僕は耐えられるので変える必要もない。

 

 

とにかく、自身の業務に追われて部下の管理が出来ない上司の下で働く大学職員は自身の体調面、業務面等の管理力も民間企業以上に必要なのではないかと感じた。

 

 

 

新卒には少し可哀想な環境のように感じる。

 

増加する業務と変わらない業務効率

働き方改革、国際化、教育水準の向上等、社会の成熟化に伴って大学に求められるものは年々増えている。

 

 

需要の増加に伴い大学の供給も増える。

 

つまり大学職員の業務が増加する。

 

 

 

しかし、これはどの企業でも同じだろう。

 

問題なのは既存の業務に対する対策が取られていない点だ。

 

 

業務は個人で管理されている為どこが不便なのか、どこに改善の余地があるのかは担当にしか分からない。

 

組織全体で共通の業務が無いので、その効率化、改善は個人に完全に委ねられている。

 

 

 

 

故に改善されない。

 

 

もちろん改善を意識して個人が効率化行っていくのは大切だが、それには個人差もあり、時間もかかる。

 

仮に個人レベルで変わったとしても既存のシステムでの操作方法や管理方法が少し変わるだけで、アナログ→システム化のような革新的な進展は見込みにくい。

 

 

また、そんな長期的な対策は個人では取りづらく、そんな事をしているなら「早く既存の方法で仕事を済ませ帰る」という人がほとんどだ。

 

 

 

よって今後大学職員はますます忙しくなると管理人は踏んでいる。

 

まとめ

大学職員は「個」として働く傾向にあるように感じる。

 

チームとしての力は弱く、少なくとも若手の内は「周りと一緒に」何て仕事は回ってこないだろう。

 

上司すら関わりを持たない職場環境では「個」として仕事をこなす事が出来る、「頼らない」力が必要だ。

 

 

しかしそれを耐え抜いてきた忍耐力を勘違いする職員も少なくない。

 

残業を月100時間こなす職員、毎日深夜まで働く職員。

 

 

彼らは現状を変えようとするどころか、長年こなしてきたその非効率な業務に疑いの目を持手無くなっている。

 

 

結果としてその人が体調を崩すか、引継ぎ後にその後任が倒れるのは容易に想像できる。

 

 

 

 

大学職員は「楽な仕事」。

 

 

それは新卒採用にとってではなく、バチバチに民間企業で詰められてきた中途採用にとってだと最近思うようになってきた。

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