僕が仕事を辞めるまで

大学職員について書いていくブログ。あくまで管理人が勤務する大学内で起きる出来事について感想・考察を述べたものであり、他大学の運用については分かりかますのでご承知おき下さい。

大学職員になりたい君に贈る内定ES+面接評価実例集!③

 

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3人目。

 

【内定者プロフィール】

性別:男性(当時21歳)

学歴:4大卒(志望校卒)

活動:水泳部(体育会・部長)

資格:①普通自動車1種免許

   ②英語検定2級

 

【志望動機】

水泳部の部長として後輩の指導に当たった経験から人の成長に携わる仕事に就きたいと考えるようになった。指導を通じて後輩選手が自身の可能性に気付き、成長しようとする姿を目の当たりにし、いつしかそれがモチベーションに変わっていった。今後は大学職員として無限の可能性を秘めた学生の成長を支援していきたい。

貴校に学生として入学して以降、部活動を始めとした様々な経験を通じて貴校の伝統の素晴らしさを感じる事が出来た。あらゆる場面で多くのOBに支えられながら充実した4年間を過ごす事が出来たこの経験を、今後は貴校で活動する後輩達に経験して貰いたい。 自身が受けた恩を次はOBとして後輩に還元し、母校のさらなる伝統を築いていけるよう尽力していきたい。

 

【学生時代の活動について】

水泳部の部長として日本一のチーム作りを目指し尽力してきた。日本一になる為に必要な要素について模索し、その実現に当たっての課題や周りに与える影響について、常に周りの、チームの視点に立って考えるよう習慣付けてきた。必要な要素については想像だけでなく、日頃から積極的に行ってきた周りとのコミュニケーションから分析するように努め、それが結果として信頼に繋がりチームの団結にも結びついていった。自身の活動によってチームがまとまり、成長していく様が何よりも嬉しく、モチベーションとなっていった。この経験から人の成長に携わりたいと感じるようになった。

 

【学業面での活動について】

ゼミでのイギリス文学の研究に力を入れた。シェイクスピアを題材に英文学の成り立ち、表現方法について分析。論文作成の際は参考文献の確認を通じた内容の充実を図ると共に、発表時の論理的かつ端的な説明が出来るよう尽力した。分かりやすい説明を通じてゼミ生にも研究内容についての理解を深めてもらい、内容に関する意見交換を始めとした積極的なコミュニケーションに取り組んでいる。ゼミでの活動を通じてプレゼンテーション能力の獲得に努めている。

 

【1次面接B】

[評価点]

・ハキハキしており、表情も明るい。

・部長を務めた経験からかしっかりしている印象。

・質問の意図を理解し、的確な受け答えが出来ている。

・粘り強さや他の意見を重視する姿勢を評価。 

 

[確認事項]

・業界、大学についての分析が甘い。

・恩返しを今後どのような業務を通じて行うのかイメージが出来ているのか確認して欲しい。

・回答についても模範解答ばかりで本質的な人物像については確認不足。圧迫等を通じて本人の対応を見た上で再度判断が必要。

・ストレス耐性についても要確認。

 

【2次面接B】

[評価点]

・リーダーシップがあり、管理職としての素質も見受けられる。

・意志が強く、仕事に対する信念のようなものも感じ取れる。

・「人の成長に携わる」という軸を持って就職活動をしており、自身の特性や性格についても分析が出来ている印象。

 

[確認事項]

・大学業界に関しての関心は低い。業界、大学分析共にまだ勉強不足。

・大学職員で志望しているのは当校のみで、母校だからという理由が強い。

人間性については問題ないが志望度について要確認。

 

【感想】

[プロフィール]

普通。部長という面から責任感と体育会らしさをアピールすれば多少有利かもしれないが武器になる程のインパクト要素はない。

 

[志望動機]

弱い。「人の成長に携わりたい」と言うのは業界では一般的だが、志望校に関する所は「母校」という理由に乗っかているだけ。志望度については必ず確認が入るはず。「恩返し」だけでは具体性に欠けるので母校のどこが好きなのか、どういった所に恩を感じたのか等、エピソードも交えて今後の働き方のイメージに繋がる説明が欲しいが、入れたとしても志望動機としては弱い印象。

 

[学生時代の活動について]

普通。「人の成長に携わりたい」というテーマには結びついているので問題なし。個の成長ではなく、組織の改善と言うエピソードも大学職員の適正に合致している気がする。

 

[学業面での活動について]

弱いが普通寄り。実際の研究内容については面接の際に話せばいいが、もう少し詳しく書いても良いのでは。シェイクスピア等、今回のように有名な題材を扱っていた場合は面接官にも詳しい人がいるケースがあるので自身の研究テーマから話が逸れない様注意が必要。面接官の知識に合わせず、自身の分かる範囲で回答できるよう準備しておきたい。

 

[面接]

体育会の部長というステータスと性格面で何とか生き残った印象。志望度が曖昧かつ準備不足と言うのもバレバレ。ESの志望動機からも何となくそれが読み取れてしまうのが致命的。業界分析が弱いと働く上でのイメージがちゃんと取れているのかという疑惑にも繋がるので注意。

一方で恩返しという志望動機でも通過・内定しているところを見ると面接官からするとよく聞く内容なのかもしれない。明るい性格や責任感等の人間性についてのアピールと志望度についての対策さえしておけばこの志望動機でも十分戦える可能性はある(あまりお勧めはしないが)。

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