僕が仕事を辞めるまで

〜大学職員を目指す君へ〜より自由でストレスのない生活を求める高原の冒険録。ツイッターはこちら⇒@takasho1140

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銀行員の異動と共に走り寄ってくる10の飲み会

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最近飲み会が全くない。大学職員はこんなにもお酒を飲まないものなのか。それとも高原が誘われないだけなのか。後者じゃないと願いたいが、よくよく考えると前者でも困る。高原は飲み会が好きなのだ。

 

 

仕事で失敗しても、成功しても、忙しくても、暇でも、何が何でも各々の家に「お先に失礼しまーす」とそそくさと帰宅していく大学職員たち。何が彼らをそうさせるのかは分からないがなんて健康的な人たちなんだ。

 

 

かくいう高原もそんな空気に飲まれてか、「オサキニシツレイシマース」と孤独の呪文を唱えながら金曜の夜に、華金に、一人寂しく誰もいない目黒のアパートに帰るのである。

 

 

ついこの前まで、銀行員としてほぼ毎日飲み歩いてたあの日々からの落差からか、今は少し銀行員時代の飲み会が恋しい。忙しい、苦しい、吐きそうな毎日の中で、唯一僕を支えてくれていた同じ金融奴隷たちと飲むあの汚い中華料理店のエキストラコールド。

 

 

「悪魔的だっ・・・!!」

 

 

と今にもつぶやきそうな顔で飲み倒していた地下帝国時代をほろっと思い出しながら当時の飲み会事情について振り返ろうと思う。

 

異動日(スタート地点)

銀行員の異動。3年を目処に訪れる避けては通れないイベント。そろそろか、次こそ俺に違いないとここぞとばかりに白シャツを着てくる先輩たち(銀行員は異動日に白シャツを着る謎の伝統が)をよそ目に後輩たちは夜開く有志の飲み会メールの発射準備を怠らない。

 

 

朝礼前、普段はパソコンのメールを見ながらうなだれる先輩たちも今日はどこかそわそわと浮足立つ。そんな中、拠点長が名前を呼ぶ。

 

「松方!」

 

同僚の異動が確定すると同時にうなだれる残留行員たち。そんな銀行員のちょっとした天国地獄をよそ目に後輩たちは送信ボタンを連打する。

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各位、

 

本日異動される松方さんに有志でお祝いの飲み会を開きますので参加可否を本日午前中までにご連絡下さい。

 

後輩より

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こういった内容のメールが飛んでくる。しかしこれはもはや有志でも何でもない。警察の任意での事情聴取さながら、行かないと答えれば最後、先輩行員たちのゲキ詰めが待っている。

 

なんで?有志なのでは?そんな声が聞こえて来そうな内容の文章だが、そこに答えはない。「なんでも」なのだ。恐ろしい伝統を守り続ける事に意味はないが、遺産を守るのが銀行員の務め。負の遺産も例外ではない。

 

こうして始まる怒涛の飲み会フルコースに身を震わせながら若手行員は夜の居酒屋探しを始める。

 

飲み会フルコース

 

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有志の飲み会だけではもちろん終わらない。銀行員の異動は発令からほぼ1週間以内で次の拠点に異動するが、それまではほぼ毎日飲み会。

 

拠点長「お前異動な」

飲み会「!!!?!」シュババババ(走り寄ってくる音)

 

走り寄ってくるフルコースはこんな感じだ。

 

①前菜  :有志(強制)の飲み会(発令日当日)

②スープ :課の送別会

③パン  :同期送別会

④魚料理 :若手の送別会

⑤ソルべ :拠点の送別会

⑥肉料理 :異動先の有志の飲み会(異動日当日)

⑦チーズ :異動先の全体歓迎会

⑧フルーツ:異動先の課の歓迎会

⑨デザート:異動先の同期の歓迎会

⑩コーヒー:異動先の若手の歓迎会

 

一度の異動でこれだけの飲み会が発生する銀行。9月等の大型異動日にはこれが2倍、3倍と人数に合わせて増幅していく。ほぼ毎日飲み会状態。平日かどうかは関係ない。

 

それでも這いつくばって出社しろと教育されるのが銀行員。朝礼後トイレで吐きながら、隣の個室で同じ課の先輩が吐いてるのを聞いて微笑む、ゲボスマイルが一人前の証だ。たまに拠点長とかが普通に遅刻してくるが、それについては誰も触れられない。なんでかって?「なんでも」だ。そこに答えを求めないのが銀行の伝統だ。

 

広がる絆。消えゆく金。

拠点間の入れ替わりが多い銀行。異動が多いからこそ、その繋がりはおのずと広くなる。

 

 

が、それだけでは済まない。数々の飲み会、歓送迎、二次会等まで含めるとその支出は尋常ではない。若手の内は「傾斜」という支払いを僅かにまけてもらえる救済処置があるものの、これだけ飲み会があれば若手の給料では厳しいのも明らか。結果金がたまらなくなる。次第に収入が増えるようにはなるが、その分傾斜も無くなってくる。収入分支払いは増え、結局お金はたまらない。恐ろしいシステムだ。

 

しかし、この恐ろしいシステムの中一部例外を持つ者が当時の拠点にいた。そう、拠点長である。拠点長はどんなに全体の支払い金額が高かろうと一万円を出せばそれで済む。拠点長ともなれば傾斜システムに上限を設ける事が出来るらしい(少なくとも高原の当時の拠点長は)。

 

一番お金を貰ってる人がそんなんだから若手の支払いが増えるんじゃないの?という声が聞こえて来そうだが、その通りである。

 

 

なんでそんなの許してるの!?という声が聞こえて来そうだが、そこに答えを求めない皆さんはもうお分かりだろう。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんでも」だ。

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